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2009/12/13
住宅ローン延滞・滞納無料相談室
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サービサーとは バブル崩壊後の膨大な不良債権を処理するために、アメリカのサービサーを模倣して、 債権の分類
分 類 内 容 破綻先 債権 法的・形式的な経営破綻に陥っている貸付先 正常債権
サービサーへの債権の流れ
住宅ローンの延滞が3ヶ月以上続くと、期限の利益を失い、一括請求されると同時に る場合もあれば、担保不動産の処理前に譲渡される場合もあり、債権者や状況により異 なります。
サービサーは、担保を処分することにより回収を図ります。 サービサーによる債権回収 債権回収の方法においてサービサーと銀行の根本的な相違は、「長期的に回収を図るか」 担保も無く回収が不可能もしくは、不可能に近い債権のことを業界用語でいわゆる「ポンカス債権 」と呼びます。 債務者に資力があって充分回収できる債権を銀行が手放すことはまずありませんから、必然、 こうした回収の見込みが無い不良債権は、貸し倒れ処理に重点がおかれます。(特に銀行系 サービサーの場合) 話が脱線しますが、私がサービサーで債権の評価業務をしていたときの話ですが、まずその 前提として銀行のサービサーへの不良債権譲渡の背景について説明します。 銀行からサービサーが債権を買い取る際は、通常入札制になっていて、一番高い評価額を出 したサービサー等の機関に銀行は債権を売ります。(入札以外の「相対」という方式もあり ますが関係ないのでここでは触れません。) その際、回収見込みの無いポンカス債権だと誰も買い取ってくれない。 しかし、銀行にとって一番処分したいのはこういったポンカス債権なのです。 よって、回収可能性の有る非正常債権(場合によっては、まれに正常債権もある)と抱き合わ せで売り出すわけです。そしてサービサーはその魅力のある債権を購入するために同時に「ポ ンカス債権」も購入するのです。 債権の価額は業界で通常最低価格の相場が決まっていて、その価額×ポンカス債権の数で購入 します。 (余談ですが、その最低価格は債権の額面価額の0.1〜0.01%以下くらいになります。) サービサーでは、回収見込みの有る債権を優先的に回収し、ポンカス債権についてはほったら かされている場合もあります。(こうした債権は貸し倒れ処理に直行される場合が多い) しかし、まったく回収されないということはありません。 任意売却が終わり、請求や督促も一時なくなり、ほっとしていたら、突然サービサーから 債権譲渡による請求があり(その前に旧債権者から債権譲渡の通知はありますが)再び不安 になる債務者の方も多くいます。 しかし、資産が無く、収入もほとんど無い場合は、サービサーとて「おてあげ」の状態です。 サービサー法には「暴力団の排除、取立規制」等厳しい規制がありますから、ヤミ金のような 非常識な取立はできないし、しませんから過剰に不安になる必要はありません。 以上のことを踏まえて、「自分には資産も収入も無い。ができる限り支払はするので、支払可 能な範囲で返済計画を交渉したい。」と誠実な態度で臨めば、無理難題な支払いを請求してく ることは、まずありません。(いわゆるノンバンクの子会社で一方的で強圧な取立をするサー ビサーも一部ありますが、住宅ローンを取り扱うサービサーではまずありません。 ) ※ 期限の利益喪失とは
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